emerge

11月–12月の展覧会は、上村明子による個展「emerge」を開催致します。
上村はこれまでも、ずっとどこまでも黒いモノクロ写真にかすかに被写体が浮かび上がってくるイメージを表現してきました。そのどこにでもあるような、ありふれた風景の違和感は強い印象を与えるものです。
今回は「隠れていたものや見えなかったものの姿が現れる」という言葉をキーに、植物をモチーフに 展開した作品を展示致します。
是非、多くの方々に見て頂きたく思います。

トークイベント｜
池上 司（西宮大谷記念美術館学芸員） × 上村明子
日　時｜12月3日［土］17:30–19:00
参加費｜1,000円（1ドリンク付き・税込）　　　　
定　員｜25人（要予約）
申込先｜tamaki@thethirdgalleryaya.com
　　　 06–6445–3557
会　場｜The Third Gallery Aya

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Artist Statement

隠れていたものや見えなかったものなどが、姿をあらわす。
ある日突然、浮かび上がってきて、目の前にあらわれる。
或いは、今まで見えてなかっただけで存在し続けていたことに気付く。
以前は、存在というものを消し去ってしまいたかった。
しかし、それでは、自分の存在すら確かめることはできない。
自分の存在を確かめるために、本当は何かが存在するということを望んでいたのかも知れない。
何かが存在することで安心したいのかも知れない。
存在する何かに救いを求めているのかも知れない。