hiroshima element

三田村 陽

2015.7.21(火) - 8.8(土)
火曜 - 金曜 12:00-19:00 土曜 12:00-17:00

7-8月の展覧会は三田村陽による個展「hiroshima element」を開催致します。
三田村が広島に通い撮影し続けたスナップの初写真集が、ブレーンセンターより発行致します。その発売に併せた展覧会となります。
作家が拠点とする関西から通える街をスナップする中で広島に出会いました。広島には、原爆投下で受けた町の、その手垢がついたイメージがあります。それは作家が受ける「なぜ、広島を撮るのですか」という度重なる問いかけにあらわれています。その一方で三田村はその魅力にとりつかれ、約10年間月に一度、広島を撮影し続けました。
大辻清司は「ヒロシマは、いくら撮られ、語られても、これで十分だという限度はない」だと言いましたが、三田村は縁もゆかりもないあくまでも外部からの視点として、徹底的な「わからなさ」を自覚しながら、撮影する行為が何を生みだすのかを試み、その結果が写真となっています戦後70年を迎えた2015年の夏、改めて三田村の「hiroshima element」を見ていただきたく思います。

なお、この展覧会は7月24日-8月9日に開催のOSAKA PHOTO WEEKSに連動しています。大阪の現代美術ギャラリーが連帯し、写真や映像をテーマに、今一押しの作家の企画展を開催。他の展示とも併せてお越しください。

▪︎アーティストトーク
日 時|2015年7月24日(金) 19:30- 21:00
参加費|800円(税込み・ワンドリンク付)
定 員|25人(要予約)
申込先|tamaki@thethirdgalleryaya.com/06 6445 3557
会 場| The Third Gallery Aya

三田村 陽

経歴

1973 京都市生まれ
1997 大阪芸術大学写真学科卒業
1998 「MiO写真奨励賞」優秀賞受賞
1999 京都造形芸術大学大学院メディアアート専攻修了
2000 コニカ「フォト・プレミオ」特別賞受賞
2003 第21回写真「ひとつぼ展」入選
2005 フォト・ドキュメンタリー「NIPPON」参加

個展

2018 「hiroshima elements」The Third Gallery Aya、大阪
2016 「hiroshima element」gallery G、広島
「hiroshima element」photographer's gallery、東京
2015 「hiroshima element」The Third Gallery Aya、大阪
2012 「潜景 hiroshima element」The Third Gallery Aya、大阪
2010 「潜景 hiroshima element」The Third Gallery Aya、大阪
2009 「潜景 hiroshima element」The Third Gallery Aya、大阪
2008 「潜景 hiroshima element」The Third Gallery Aya、大阪
2005 「対岸」ガーディアン・ガーデン、東京
2001 「接岸2000-01」Prinz、東京
1998 「slicing life」立体ギャラリー射手座、東京

グループ展

2021 「ART OSAKA 2021」大阪市中央公会堂、大阪
2016 「とどまりある -写真の痕跡性をめぐる対話-」大阪芸術大学 体育館ギャラリー、大阪
2015 「広島・長崎 被爆70周年-戦争と平和展 関連展示」広島県立美術館、広島
「ART OSAKA 2015」ホテルグランヴィア大阪、大阪
2013 「ギャラリストのまなざし」なんばパークス7F パークスホール、大阪
2012 「Quiet Boys/クワイエット・ボーイズ”男の子写真“は可能か」MiO Photo Osaka、大阪
2007 「city scapeー三田村陽+遠藤慎二」The Third Gallery Aya、大阪
2003 「第21回写真ひとつぼ展」ガーディアン・ガーデン、東京
1998 「MiO写真奨励賞'98」天王寺ミオ、大阪

出版

2015 『hiroshima element』ブレーンセンター
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