Merge Imago

垣本泰美

2021年12月4日(土)-12月25日(土)
水曜-金曜 12:00–19:00 土曜 12:00–17:00 火曜 by Appointment only

The Third Gallery Ayaでの6回目となる展覧会では、2017年12月にスウェーデンで撮影したものを中心として制作された新作です。
淡水と海水が合流する汽水域を見たことから、一見同じように見えても違う性質を持つものが、なかなか溶け合うことがない現象からインスピレーションを得て展開した作品群です。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大という予測だにしなかった出来事の体験から、簡単には溶け合わない現実の様々な事象を考察する新作は、少女期の「記憶」をヴィジュアル化する中で、無意識的な記憶にこそ個人的な体験だけではない、共通する根源的な体験が含まれていることを探ってきたこれまでの作品群の「変えることができるものとできないもの」とつながり、そこからの新たな展開を感じます。

イベント|
アーティストトーク

日にち:2021年12月17日(金)
時間:19:30–21:00
会場:YouTube配信
参加費:500円
申込先:event@thethirdgalleryaya.com / 06-6445-3557
*お申し込み後にYouTubeの詳細をご案内いたします

アーティストステイトメント|
Merge Imago

12月のスウェーデンは朝9時頃に日が登り15時頃には日が沈む。日中でも夕方のように感じさせる光が徐々に暗くなった後は長い夜が訪れ、それまで太陽の光に溶け込んでいた星や月の光を浮かび上がらせる。
ストックホルム中心部で淡水と海水が合流する汽水域を見た。淡水と海水は層となり、簡単には溶け合うことはないという。一見同じように見えても違う性質を持つものが溶け合うには、どのくらいの時間が必要なのだろう。
タイトルにある「Imago」は、ラテン語の「Image」の由来となった言葉であり、「変態を完全に終えた蝶や蛾などの成虫」と、ユングの概念である「幼児期に形成され、人の行動に影響を与える、無意識の中で理想化された人物のイメージ」といった2つの意味を持つ。
蝶や蛾は、幼虫からサナギへの変化の過程で、その身体を一旦完全に溶かし形態を変えても、幼虫の頃の記憶を残したままだという。
作品「Merge Imago」は以前訪れたスウェーデンでの滞在時に撮影したものを基に制作したものである。その後、世界がこれほど大きく変化してしまうとは想像もしていなかった。その時考えていた、”溶け合う、あるいは溶け合わないもの” それが今、意味を持って目の前に現れているように思う。

垣本 泰美

経歴

1976 大阪生まれ、京都在住
1997 日本写真映像専門学校 写真表現コース卒業
1999 成安造形大学造形学部デザイン科写真専攻 卒業

個展

2021 「Merge Imago」The Third Gallery Aya、大阪
2019 「Holy Garden」SPACE PLACE 、ニジニ・タギル(ロシア)
2014 「Weaving a Memory」The Third Gallery Aya、大阪
2010 「繭の時間」The Third Gallery Aya、大阪
2005 「Little World」The Third Gallery Aya、大阪
2002 「Little World」日本写真映像専門学校ギャラリー308、大阪
2001 「Little World」The Third Gallery Aya、大阪
1999 「巡り返しの記録」The Third Gallery Aya、大阪

グループ展

2021 「Poetry of Clothing -Maryam Kordbacheh × Hiromi Kakimoto-」GOOD NATURE STATION 4F GALLER、京都
2017 「ART in PARK HOTEL TOKYO 2017」パークホテル東京、東京
「Crossing Views Tokyo Crans-Montana Stockholm-日本人アーティストがとらえたスイス-」Hotel Diplomat、ストックホルム
「FEMALE FORCE FROM JAPAN」 Ibasho Gallery、アントワープ
2016 「記憶と情報」ナレッジサロンクリエイティブギャラリー、大阪
2015 「taguchi fine art + The Third Gallery Aya in Nakanoshima hosted by Kumi Okumura」中之島バンクス de sign de >、大阪
2014 「Regards Croises日本人アーティストがとらえたスイス」Regent Center Crans-Montana、クラン・モンタナ(スイス)
「Crossing Views日本人アーティストがとらえたスイス」Nicolas G. Hayek Center、東京
「"JAPON" Centre D'art Contemporain de Meymac」、メマック(フランス)
「原点を、永遠に。」東京都写真美術館、東京
「HILLSIDE TERRACE Photo Fair 2014」代官山ヒルサイドフォーラム、東京
2013 「DGSM Print『7人の写真家』展 Vol.2」Gallery E&M nishiazabu、東京
「写場写場リターンズ 創刊10周年記念展」海岸通ギャラリー・CASO、大阪
2012 「From Sea」The Third Gallery Aya、大阪
2011 「5 women’s eyes」msc Gallery_同志社女子大学、京都
「TOKYO FRONTLINE」3331 Art Chiyoda、東京
2010 「Gallery trunk 81 opening Fair」」 Gallery Trunk 81、ソウル
2008 「エルマガジン特別展"少女遺産 展"」miillibar Gallery、大阪
2005 「さよなら、写場写場ありがとう展」Calo bookshop and cafe、大阪
「写真の現住所を読む4人の企画展/女性そして蜃気楼」The Museum of Photography, Seoul、ソウル
2003 「女の遊戯展」z platz museum、福岡
2002 「家族、幻想-Family,Fantasy」photographers' gallery、東京
2001 「骨のない魚、音のない風、闇のない物語」清里フォトアートミュージアム、北杜
1999 「写真展『人間の町』プロジェクトPart.2」Guardian Garden、東京
1998 「12人の写真展」同時代ギャラリー、京都
「1995-97年度ヤング・ポートフォリオより」清里フォトアートミュージアム、北杜
1997 「写真アンデパンダン展」東川町文化ギャラリー、東川
1996 「Naked Emotion」プラネットホール、大阪

ワークショップ・スライドショー

2005 「写場写場スライドショー」千スペース、大阪
2003 「写場写場スライドショー」The Third Gallery Aya、大阪
「写場写場スライドレクチャー」日本写真映像専門学校、大阪
2002 「写場写場スライドショー」The Third Gallery Aya 、大阪
「写場写場スライドレクチャー」日本写真映像専門学校、大阪
「写場写場スライドショー」photographer's gallery、大阪
 写場写場ワークショップ「写真スライドレクチャー」ギャラリーそわか、京都

アートフェア

2022 「ART OSAKA 2022」大阪市中央公会堂、大阪
2021 「Art Osaka 2021」大阪市中央公会堂、大阪
「Paris Photo 2021」Grand Palais Ephémère、パリ
2016 「ART OSAKA 2016」ホテルグランヴィア大阪、大阪
2014 「ART OSAKA 2014」ホテルグランヴィア大阪、大阪
「hILLSIDE TERRACE pHOTO FAIR (1)」代官山ヒルサイドテラス、東京
2010 「ART OSAKA 2010」堂島ホテル、大阪

出版

2016 『Little World』iKi
2014 『Crossing Views Ⅰ』 CMarts
2005 『写場写場 3号』自費出版
2003 『写場写場 2号』自費出版
2002 『写場写場 創刊号』自費出版

パブリックコレクション

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