okinawan portraits 2012–2016
2016.10.18[火]-11.12[土]
火曜 - 金曜 12:00 –19:00 土曜 12:00–17:00
10月の展覧会は、昨年に引き続き 石川竜一による個展「okinawan portraits 2012–2016」を開催致します。
昨年の個展以降も2冊の写真集を発行し、美術館やギャラリーでの個展やグループ展だけでなく、フォトフェスタなどにも参加し活躍の幅をひろげています。
今回私方では昨年展示した「okinawan portraits 2010–2012」以降に撮影されたものを発表致します。余分なものが入りこまない正方形のフォーマットから、沖縄の人々とその後ろの風景をも見ることができる長方形のフォーマットになり、その視線は、より奥深いレイヤーを捉えたものに変化しました。
是非、多くの方々に見て頂きたく思います。
協力:赤々舎
赤々舎 刊 石川竜一写真集「okinawan portraits 2012–2016」5,400円(税込)
トークイベント|
遠藤水城(インディペンデント・キュレーター) × 石川竜一
日 時|10月22日[土]17:30–19:00
参加費|1000円(1ドリンク付き・税込)
定 員|25人(要予約)
申込先|tamaki(at)thethirdgalleryaya.com / 06–6445–3557
会 場|The Third Gallery Aya
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Artist Statement
あなたは誰ですか。
私はこの景色です。
あなたは誰ですか。
私はこの音です。
あなたは誰ですか。
私はこの香りです。
あなたは誰ですか。
私はこの痛みです。
あなたは誰ですか。
社会です。
あなたは誰ですか。
歴史です。
あなたは誰ですか。
私はあなたです。
私は誰ですか。
あなたは私です。そして、私が決して知ることのできない何者かです。
あなたはここまで来て、ここから行くのです。
宇宙(ひと)の前に突っ立つ。目の前の宇宙は二本の足によって世界と繋がっている。目の前にも背後にも、見渡す限り世界が広がっている。その世界もまた、幾重にも重なり宇宙へと繋がっている。世界が生まれたとき、宇宙では何が起こったのか。赤ん坊が立つとき、世界で何が起こっているのか。震える膝に力を込めて、朦朧とする意識を両手で整えて。手首で脈打つ両手では数え切れないほどの時間。2つの目だけでは見渡すことの出来ないほど深い意識。1.4kgの脳みそに詰め込まれた無限の存在と、そのなかで生まれる偶然と矛盾。動き続ける世界ですれ違う宇宙。
誰もが孤独な宇宙の中で、その命を削ることによって存在している。その星屑のように舞い上がる削りカスのなかに立ったとき、美しさを問うことはあまりに儚く、自由を問うことはあまりに虚しく、正しさを問うことはあまりに脆い。ただただただ。ひたすらに。生きる術を探す。私は私である。
石川竜一
経歴
1984 | 沖縄県生まれ |
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2006 | 沖縄国際大学科社会文化学科卒業 |
沖縄県在住 |
主な個展
2022 | 「いのちのうちがわ」The Third Gallery Aya、大阪 「RECORDry」gallery kto、名古屋 「zk」PURPLE、京都 |
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2021 | 「いのちのうちがわ」Saiart、東京 「草の肌」ギャラリーKTO、東京 |
2019 | 「home work」The Third Gallery Aya、大阪 |
2018 | 「OUTREMER|群青」The Third Gallery Aya、大阪 「zkop: a blessing in disguise」Yamamoto Keiko Rochaix、ロンドン 「home work」地点、京都 「adrenamix」PIN-UP、宜野湾 |
2017 | 「草に沖に」地点、京都 「OUTREMER/群青」アツコバルー arts drinks talk 、東京 |
2016 | 「Camp & Okinawa」Have a nice GALLERY、台北 「Camp」Wag Gallery、東京 「考えたときには、もう目の前にはない 石川竜一展」横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川 「okinawan portraits 2012-2016」三菱地所アルティアム、福岡 「okinawan portraits 2012-2016」The Third Gallery Aya、大阪 「okinawan portraits 2012-2016」AM、東京 「okinawan portraits 2012-2016」エプソンイメージングギャラリー エプサイト、東京 |
2015 | 「+zkop」沖縄コンテンポラリーアートセンター、那覇 「adrenamix」新宿フォト&バーnagune、東京 「A Grand Polyphony」Galerie Nord、パリ 「絶景のポリフォニー」大阪ニコンサロン、大阪 「okinawan portraits」The Third Gallery Aya、大阪 |
2014 | 「絶景のポリフォニー」、銀座ニコンサロン、東京 「okinawan portraits 2010-2012」Place M、東京 「zkop」アツコバルー、東京 「RYUICHI ISHIKAWA」gallery ラファイエット、沖縄 |
2010 | 「瞑」(写真、コンテンポラリーダンス)ギャラリーoMac、那覇 「脳みそポートレイト」沖縄県立博物館・美術館1F県民ギャラリー、那覇 |
主なグループ展
2022 | 「コレクション1 遠い場所/近い場所」国立国際美術館、大阪 「ぬじゅん」ギャラリー・ラファイエット、沖縄 「Still Alive 国際芸術祭 あいち2022」愛知芸術文化センター、名古屋 「森石川山水図」空蓮房、東京 |
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2021 | 「想像力という<資本>」もうひとつの京都 、八幡 石川竜一・森ナナ「絶景の瞬間」The 5th Floor、東京 |
2020 | 「Decades 2000_2020」Kana Kawanishi Gallery、東京 |
2019 | 「Fotografia Europea 2019」Chiostri di San Pietro、レッジョ・エミリア 「Oh!マツリ★ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー」兵庫県立美術館、神戸 「作家と現在 ARTISTS TODAY」沖縄県立博物館・美術館、那覇 「Reborn Art Festival 2019」石巻 |
2018 | 石川直樹・石川竜一写真展「Top End2」斜里町公民館ゆめホール知床、斜里 |
2017 | 「日産アートアワード2017:ファイナリスト5名による新作展」BankART Studio NYK、横浜 「Looking at Borders」Casa Asia、キューバ 「Looking at Borders」ロシア国立東洋美術館、モスクワ |
2016 | 「六本木クロッシング2016展 僕の身体、あなたの声」森美術館、東京 「ドバイ・フォト」Dubai Design District、ドバイ 「東北 沖縄」伊藤忠青山アートスクエア、東京 「BODY/PLAY/POLITICS」横浜美術館、横浜 「OKINAWA : UNE EXCEPTION JAPONAISE 」Le Plac'Art Photo、パリ |
2015 | 「木村伊兵衛写真賞40周年記念展」川崎市民ミュージアム、川崎 「叢×10」NADiff A/P/A/R/T、東京 「日本写真協会賞受賞作品展」富士フイルムフォトサロン、東京 「第40回木村伊兵衛写真賞受賞作品賞展」新宿コニカミノルタプラザ、東京 「portraits」The Third Gallery Aya、大阪 |
2014 | 「show case #3」eN arts、京都 「森山大道ポートフォリオレビュー展」沖縄県立博物館・美術館1F県民ギャラリー、那覇 |
2013 | 「Fragments 3」(写真、コンテンポラリーダンス)沖縄県立博物館・美術館1F県民ギャラリー、那覇 |
2012 | 「沖縄本土復帰40周年写真展 Okinawa 0 Point」 |
アートフェア
2022 | 「Paris Photo 2022 Online Viewing Room」 |
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2021 | 「ART OSAKA 2021」大阪市中央公会堂、大阪 |
2018 | 「daikanyama photo fair 2018」代官山ヒルサイドフォーラム、ヒルサイドプラザ、東京 「ART OSAKA 2018」ホテルグランヴィア大阪、大阪 |
出版
2021 | 『いのちのうちがわ』赤々舎 |
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2016 | 『Camp』Slant 『okinawan portraits 2012–2016』赤々舎 |
2015 | 『adrenamix』赤々舎 |
2014 | 『絶景のポリフォニー』赤々舎 『okinawan portraits 2010–2012』赤々舎 |
2013 | 『しば正龍 女形の魅力』自費出版 |
2010 | 『SHIBA 踊る惑星』自費出版 |