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第9回 写真(と/の)デジタル

第9回
写真(と/の)デジタル

第9回目は、「科学者の網膜 身体をめぐる映像技術論:1880–1910」(青弓社、2017)の著者であり、気鋭の研究者として活躍中の増田展大氏をお招きし「写真(と/の)デジタル」を開催いたします。
19世紀に全く新しいメディアとして登場した写真が、20世紀に獲得したデジタル技術を伴って、21世紀に入りさらなる新しいメディアとして生まれ 変 わろうとしています。新しい メディアの出現は既存のメディアをどのように変 貌させ 、人 々にどのような影 響を及ぼすのでしょうか 。今 回のレクチャーでは 、写真の歴史的・技術的な観点を踏まえながら、そういった点に一歩踏み込んだ増田氏の考察を伺いたいと思います。

講師:増田展大
日時:2018年2月24日(土)17:30–19:00
参加費:700円(税込/1ドリンク付き)
会場:The Third Gallery Aya
主催:824(藤安淳/福田真知)

増田展大| MASUDA Nobuhiro

立命館大学ほか非常勤講師
専門は映像メディア論
19世紀から20世紀初頭のフランスを事例として、写真をはじめとする映像技術と、身体にまつわる科学的言説との関係について研究してきました。
近代社会における科学の大衆化のうちで、テクノロジーとしての映像メディアが果たす役割について考察しています。
著書に『科学者の網膜 身体をめぐる映像技術論:1880-1910』(青弓社、2017年)など。

デジタル化が行き渡った現在、写真はどのような位置付けにあるのでしょうか。技術的な断絶を安易に想定することは避けつつも、パソコンやスマホ、タッチスクリーンの画面上で、写真がこれまでに想定されていたものとは異なる存在感を示すようになっていることは間違いなさそうです。こうした問題を考えるきっかけとして、今回は19世紀以来の写真史を踏まえ、写真画像の作成・処理・流通といったプロセスに着目しながら、最近の情報技術やアートの動向を検討していきます。

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