元永定正の「写真」
2023年5月20日(土)-6月17日(土)
水曜-金曜 12:00–19:00 土曜 12:00–17:00
火曜 by Appointment only
展覧会は4F(若狭ビル)で開催
具体のメンバーとして活躍し、2022年の生誕100年には三重県立美術館や、各地での記念展、具体の大規模な展覧会が大阪中之島美術館と国立国際美術館でも開催されたことは記憶に新しい元永定正。
さまざまなメディウムを使い、多彩な作品を制作した元永ですが「写真」作品も手掛けていました。今回は1993年に発表した作品を展示致します。
30年前、美術界では写真は「記録」としてのメディウムで捉えられ「作品」として扱うことが本格的に始まったばかりでした。ひしひしと感じた美術界のヒエラルキーを軽々と乗り越え「写真」も面白がった元永定正の「写真」をご覧下さい。
関連イベント|
畑 祥雄(写真家)+中辻悦子(美術家)
元永定正の写真をプロデュースした畑祥雄氏と、元永定正の妻としてまた仕事のパートナーとして元永作品を近くで見てきた中辻悦子氏の2人のトークを開催し、当時の制作の様子もお話しいただきます。
日 時|5月26日(金)19:30–21:00
参加費|1,500円
会 場|The Third Gallery Aya(5名)/YouTube配信
申込先|こちら / 06-6445-3557
*会場での参加は定員に達しました
*お申し込み後に詳細をご案内いたします
*ギャラリーを会場に配信いたします
*Youtube配信は後日でも視聴可能です
____
元永定正| MOTONAGA Sadamasa
1922年 三重県伊賀市に生まれる(11月26日)
1955年 具体美術協会会員となる(1971年退会)
1966年 ジャパン・ソサエティの招きで渡米、翌年に帰国
1970年 大阪万博お祭り広場での具体美術まつりに参加
1996年 成安造形大学造形学部造形美術科教授に就任
2011年 死亡、享年88歳(10月3日)
主な受賞歴
1964年 第6回現代日本美術展で優秀賞を受賞
1983年 第2回芸術文化振興協会賞受賞
1983年 第15回日本芸術大賞受賞
1986年 兵庫県文化賞受賞
1988年 フランス政府から芸術文化シュバリエ章受章
1991年 紫綬褒章受章
1992年 大阪芸術賞
1997年 勲四等旭日小綬章受章
2002年 三重県民功労賞文化賞
主な展覧会
1955年 第1回「具体美術展」小原会館、東京 (最終展まで全展に出品)
1956年 第9回「芦屋市展」芦屋(写真作品を出品)
1959年 「アルテ・ノーヴァ―新しい絵画展」Circolo degli Artisti, Palazzo Graneri、トリノ
1961年 「元永定正展」東京画廊、東京
1961年 「個展」マーサ・ジャクソン画廊、ニューヨーク
1963年 「現代絵画の動向―西洋と日本」国立近代美術館京都分館、京都
1965年 「ヌル国際展」ステデリック美術館、アムステルダム
1965年 「現代美術の動向―絵画と彫塑」国立近代美術館京都分館、京都
1965–66年 「日本の新しい絵画と彫刻」ニューヨーク近代美術館ほかアメリカ国内8ヵ所巡回
1971年 第10回「現代日本美術展」東京都美術館ほか
1972年 「現代美術の鳥瞰」京都国立近代美術館、京都
1977年 谷川俊太郎と絵本『もこ もこもこ』刊行
1980年 「現代の作家2―高松次郎・元永定正展」国立国際美術館、大阪
1984年 「元永定正・白髪一雄展」和歌山県立近代美術館、和歌山
1986年 「前衛の日本」ポンピドゥ・センター、パリ
1991年 「元永定正展」三重県立美術館、津
1993年 第45回ヴェネツィア・ビエンナーレ出品、ヴェネツィア
1993年 「元永定正展」大手前アートセンター、西宮
1997年 「元永定正展」三重県文化会館、津
1999年 「Gutai<パリ具体展>」ジュ・ド・ポーム国立美術館、パリ
1999年 「元永定正 舞台空間展」神戸新聞松方ホール、神戸
2001年 「元永定正展」伊賀文化産業城、伊賀、三重/上野公園、東京
2002年 「元永定正展」西宮市大谷記念美術館、西宮
2003年 「元永定正展 いろかたちながれあふれててんらんかい」広島市現代美術館、広島
2005年 「元永定正展」長野県信濃美術館、長野
2006年 「元永定正の創作の世界展」練馬区立美術館、東京
2007年 「もーやんえっちゃんえほんのえ展」伊丹市立美術館、伊丹
2009年 「元永定正展ーいろ いきてる!」損保ジャパン東郷青児美術、東京
2009年 「元永定正展 MOTONAGA SADAMASA」三重県立美術館、津
2011年 「REFLEXIONEN ひかり いろ かたち」神戸ビエンナーレ、神戸
2013年 「splendid playground」グッゲンハイム美術館、ニューヨーク
2015年 「Between Action and The Unknown: The Art of Kuzuo Shiraga and Sadamasa Motonaga」ダラス・ミュージアム・アート、ダラス
2020年 「時を超えるイヴ・クラインの想像力」ポンピドゥ・センター、メス、金沢21世紀美術館、金沢
2022年 小企画「生誕100年 元永定正−伊賀上野から神戸、そしてニューヨークへ」兵庫県立美術館、神戸
2022年 「生誕100年 元永定正展」三重県立美術館、津
2022年 「生誕100年 元永定正のドキュメンテーション」宝塚市立文化芸術センター、宝塚
2022年 「生誕100年 一寸先は光~伊賀が生んだ美術の滑稽」伊賀市国史跡旧祟広堂、伊賀
2022年 「すべての未知の世界へーGUTAI分化と統合」大阪中之島美術館・国立国際美術館、大阪
主なパブリックコレクション
大阪中之島美術館、東京国立近代美術館、東京都現代美術館、京都国立近代美術館、国立国際美術館、兵庫県立美術館、
芦屋市立美術館、宝塚市立文化芸術センター、西宮市大谷記念美術館、三重県立美術館、和歌山県立近代美術館、
グッゲンハイム美術館、ダラス・ミュージアム・アート、シカゴ美術館などがある