NU・E :New Selections from 1992–1997 Exhibitions @03FOTOS
2017年1月28日[土]- 2月18日[土]
火曜 - 金曜 12:00 –19:00 土曜 12:00–17:00
2017年最初の展覧会は楢橋朝子による個展「NU・E」を開催致します。
1992-97年に03FOTOSで17回開催された展覧「NU・E」から新たにセレクションしたヴィンテージプリントを展示致します。
楢橋朝子の原点でもある「NU・E」シリーズは1998年にThe Third Gallery Ayaでも展示し今回が2回目の展示となります。
日本の風景にある「NU・E/鵺」的な在り方は写真でこそ捉えられ、その不思議さとぬめりは楢橋朝子による世界観であることを、時を経て改めて強く感じます。
是非、多くの方々に見て頂きたく思います。
尚、1月28日(土)17:00-19:00はギャラリーが入居する若狭ビル全体と、山登寿ビルでの合同パーティー「January Party」を開催致します。
若狭ビルでは2FのThe Third Gallery Aya,3FのYoshimi Arts、4FのSAI Gallery, 5FのCalo、そして山登寿のビルのKoichi Fine Artsの5軒によるパーティとなる予定です。
トークイベント
アーティストトーク
日 時|2月14日[火]19:30–21:00
参加費|1,000円(1ドリンク付き・税込)
定 員|25人(要予約)
申込先|tamaki(at)thethirdgalleryaya.com
06–6445–3557
会 場|The Third Gallery Aya
アーティストステートメント
闇雲に撮り、自らプリントし展示する、その繰り返し。1990年代はそういう時期だった。90年に03FOTOSというスペースを設け、年に数回、展示しつづけた。何でも入れられる箱が欲しくて「ぬえ」というタイトルに行きあたった。17回に及んだ「NU•E」の展示は、92年に始まり、写真集をまとめた97年に終了した。
今回は、その間03FOTOSで展示した中から、20年の時間を経た視線でセレクトする。まだ全貌を見切れてはいないものの、懐かしさよりも意外さや新鮮さに驚きさえ覚え、あらためて過去の自分を発見しているようである。
楢橋 朝子
経歴
1959 | 東京生まれ |
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早稲田大学第二文学部美術専攻卒業 現在、東京在住 |
受賞
1988 | 「日本写真協会新人賞」受賞 |
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2004 | 「写真の会賞」受賞 |
2008 | 「東川賞国内作家賞」受賞 |
主な個展
2023 | 「春は曙」PGI、東京 |
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2022 | 「N/A」Visual Arts Gallery、大阪 |
2021 | 「ただよえど沈まず」IP Photo Gallery、東京 「CHIBA FOTO-Sea Side Line」千葉市ゆかりの家・いなげ、千葉 |
2017 | 「NU・E : New Selections from 1992–1997 Exhibitions @03FOTOS」The Third Gallery Aya、大阪 「ASAKO NARAHASHI – A RETROSPECTIVE」IBASHO Gallery、アントワープ |
2016 | 「近づいては遠ざかる 1985/2015 ベトナムの場合」photographer's gallery、新宿 「Ever After」Gallery 722、岡山 |
2015 | 「Biwako」galleryMain、京都 |
2013 | 「堀川—Horikawa Horizon」中京大学アートギャラリーC・スクエア、名古屋 |
2012 | 「とおすぎてみえたこと――アムステルダム、黒姫」photographers’ gallery、東京 「in the plural」ツァイトフォトサロン、東京 |
2011 | 「Coming Closer and Getting Further Away」Galerie Wouter van Leeuwen、アムステルダム |
2010 | 「Asako Narahashi」Illan Engel Gallery、パリ |
2009–10 | 「Coming Closer and Getting Further Away」ROSEGALLERY、サンタモニカ |
2009 | 「half awake and half asleep in the water」Gun Gallery、ストックホルム 「近づいては遠ざかる」東京アートミュージアム、東京 「フニクリフニクラ」ポートギャラリーT、大阪 |
2008 | 「half awake and half asleep in the water」Yossi Milo Gallery、ニューヨーク 「half awake and half asleep in the water」PRISKA PASQUER GALLERY、ケルン 「アナザサイド」空蓮房、東京 |
2007 | 「half awake and half asleep in the water 06/07」ツァイトフォトサロン、東京 |
2005 | 「half awake and half asleep in the water 04/05」ツァイトフォトサロン、東京 |
2004 | 「half awake and half asleep in the water」リー・カシン・ギャラリー、トロント 「楢橋朝子作品展」BankART1929 馬車道ホール 金庫室、神奈川 |
2003 | 「フニクリフニクラ」photographers’ gallery、東京 「half awake and half asleep in the water 2003」イルテンポ、東京;photographers’ gallery、東京 |
2002 | 「half awake and half asleep in the water」イルテンポ、東京 「カブキノクニ 02」photographers’ gallery、東京 |
2001 | 「NU-E MISTERIJAS DOKUMENTALITATE」ラトヴィア写真博物館、リガ 「RECENT WORKS」03FOTOS、東京 |
2000 | 「カブキノクニ」スタジオエビス・フォトギャラリー、東京 |
1992–97 | 個展「NU・E」シリーズを17回、03FOTOS、東京 |
1992 | 「生まれ月の昼と夜」ASGがらんや、名古屋 |
1990 | 「また ゆく ひと」03FOTOS、東京 |
1989 | 「春は曙」ギャラリー街道、東京 |
主なグループ展
2021 | 「ART OSAKA 2021」大阪市中央公会堂、大阪 「Paris Photo 2021」Grand Palais Ephémère、パリ 「CHIBA-FOTO(千の葉芸術祭)」千葉市ゆかりの家いなげ、千葉 「Past and Present-Positionen japanischer Fotografie」Mönchehaus Museum Goslar、ゴスラー(ドイツ) |
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2020 | 「眠り:アートと生きること」東京国立近代美術館、千代田 |
2019 | 「ぬりかべ」てつおのガレージ、日光 |
2018 | 「Paris Photo 2018」Grand Palais、パリ 「アマナ コレクション展」IMA Gallery、品川 「DESIGNART TOKYO 2018」Herno 南青山店、青山 「MOMATコレクション 不確かな写真 2000年代の日本の写真より」東京国立近代美術館、千代田 |
2017 | 「daikanyama photo fair 2017」代官山ヒルサイドフォーラム、ヒルサイドプラザ、代官山 「Seize the Uncertain Day—ふたしかなその日」東京藝術大学大学美術館陳列館、上野 |
2016 | 「総合開館20周年記念 TOPコレクション展 東京•TOKYO」東京都写真美術館、恵比寿 「Japanese Photography from Postwar to Now」San Francisco Museum of Modern Art、サンフランシスコ 「Festival Images Vevey 2016」Images Vevey、ブベー(スイス) 「Le bal 友人作家が集うー石原悦郎追悼展」ツァイトフォトサロン、国立 「風景のかたち」足利市立美術館、足利 |
2015 | 「Mons 2015 / Regards de Femmes」Mons Maison Folie、モンス |
2014 | 「Songs from the Heart」BredaPhoto、ブレダ |
2013–14 | 「A Sense of Place」Pier 24 Photography、サンフランシスコ |
2013 | 「二年後。自然と芸術、そしてレクイエム」茨城県近代美術館、水戸 「Edo Pop The Graphic Impact of Japanese Prints」Japan Society Gallery、ニューヨーク |
2012 | 「Sweet & Salt Water and the Dutch」KunsthalRotterdam、ロッテルダム |
2011 | 「横浜プレヴュ」新港ピア、横浜 「Mizu no Oto – Sound of Water」FotoGrafia、ローマ 「續•彩虹— As Long As Rainbow Lasts 日本當代藝術家群展」Soka Art Center、台北 「記憶の桜」リコーフォトギャラリーRING CUBE、東京 |
2010 | 「Troubles de l’objectif」Maison Folie Hospice d'Havré、トゥルコアン 「Summit of the Six」Vanguard Gallery、上海 「水浴考」東京国立近代美術館 小企画展 ギャラリ−4、東京 |
2009 | 「中国現代美術との出会い―日中当代芸術にみる21世紀的未来」栃木県立美術館、宇都宮 |
2008 | 「Water in Photography」Huis Marseille Museum for Photography、アムステルダム 「Heavy Light: Recent Photography and Video from Japan」 ICP、ニューヨーク 「7 Views toward the World」ギャラリー・タチアート、坡州 |
2007 | 「Japan Caught by Camera: Works from the Photographic Art in Japan」上海美術館、上海 「水のかたち」茨城県立近代美術館、水戸 「FASCINATION ―イメージの冒険・現代写真の5人」東京日本橋高島屋美術画廊X、東京 |
2006 | 「rapt! 20 Contemporary Artists from Japan」Centre for Contemporary Photography、メルボルン |
2005 | 「GAW展 パート5」新宿ゴールデン街、東京;プラスチックモデル、東京 「arteLanzarote 2005 ― III Encuentro Bienal」MICA Lanzarote、カナリア諸島 |
2004 | 「横濱写真館」BankART1929、横浜 「永遠の薔薇― 中井英夫へ捧げるオマージュ展」ギャラリー・オキュルス+古書啓祐堂、東京 |
2003 | 「IMAGINE ☆ 楢橋朝子・開発好明」パルテノン多摩、東京 「TAMA VIVANT 2003 とらえられたかたち」多摩美術大学、東京;弥右衛門画廊、京都 「JAPAN: Contemporary Ceramics and Photography」Deichtorhallen、ハンブルク 「photographers’gallery 展」中京大学Cスクエア、名古屋 |
2002–03 | 「BLACK OUT ― 現代日本写真」ローマ日本文化会館、ローマ;パリ日本文化会館、パリ;国際交流基金フォーラム、東京へ巡回 |
2002 | 「フォトネシア 琉球烈像」展/「photographers’ gallery 展」前島アートセンター、那覇 |
2001–02 | 「手探りのキッス―日本の現代写真」東京都写真美術館、東京;丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、丸亀へ巡回 |
1998 | 「写真の現在―距離の不在」 東京国立近代美術館フィルムセンター、東京 |
1995–96 | 「アナザー•リアリティ―現代写真の動向」川崎市市民ミュージアム、川崎 |
出版
2023 | 『春は曙』オシリス |
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2018 | 『ギプス』オシリス |
2015 | 写真冊子「Biwako」ギャラリーMain & 03FOTOS |
2013 | 『Ever After』オシリス |
2012 | エッセイ「とおすぎてみえたこと」photographers’gallery |
2009 | 『近づいては遠ざかる』オシリス |
2007 | 『half awake and half asleep in the water』Nazraeli Press |
2003 | 『フニクリフニクラ』蒼穹舎 |
1997 | 『NU・E』蒼穹舎 |
1996–2000 | 写真誌『main』1号-10号(共著)main 編集室 |
パブリックコレクション
The Museum of Fine Arts, Houston 東京都写真美術館 東京国立近代美術館 San Francisco Museum of Modern Art 上海美術館 J. Paul Getty Museum 北海道東川町 沖縄県立博物館・美術館 Huis Marseille Museum for Photography BankART 1929 Joy of Giving Something Foundation |