sense perception/感覚による認識
2010年1月25日(月)ー2月13日(土)尚、月曜は通常休廊ですが、25日(月)のみオープンします。
火曜ー金曜 12:00-19:00 土曜 12:00-17:00
今年最初の展覧会は、「sense perception/感覚による認識」をテーマに、鈴木崇、カトリン・パウル、SZのグループ展を開催致します。
当ギャラリー取扱作家鈴木崇と、ゲストとして、写真家のカトリン・パウル(Katrin Paul)、4人のメディアアーティストユニットであるSZを迎え、タイプの違う作品が相互に呼応しあう空間をつくりあげることと思います。
1月25日(月)18:00-20:00でオープニングレセプションを開催します。
同ビル4FのSAI GALLERYと同時開催のオープニングです。是非、お越し下さい。
鈴木 崇 「ARCA」を出品致します。
この作品で鈴木は「影」という被写体に取り組んでいます。一見ぼうようとした不明確な輪郭なのですが、実は、平面に映るピントの合った影をとらえています。「影」は光によってその存在が成立しています。それ自体を影を作り出す物体から離したと仮定した時、それは影を作り出したもの以上に、その物にまつわる事や本質を語ってくれているのではないでしょうか?「見る」という、普段はほとんど意識しないその行為を「写真」という装置を使って考え続ける鈴木の試みなのです。
カトリン・パウル(Katrin Paul) 「Shirobamba」を出品致します。
Artist Statement
ある日の夕暮れ、車を運転していると、あっという間に吹雪に見舞われ、身動きできなくなった。いや、まるでそんな感じだった。地球で何が起こったのか?これは夏の終わりの雪なのか、地球外生物か、それとも、車のライトに引き寄せられたただの白い虫なのか、辺りを飛び交う無数のしろばんばか?彼らの持って生まれた神秘的な光がこの神聖な出会いをもたらした。凝視する瞬間がここに捕らえられている。
SZ virtual / actual [pneuma]
バイオ・フィードバックによるメディアアート・プロジェクトを出品致します。
“virtual/actual”は、人と自然を貫く生命の潜在的多様性をテーマとするメディアアート・プロジェクトなのです。2008年のプロジェクトでは、鑑賞者の脳の状態を脳波測定装置によって測定・分析し、そのデータを視聴覚イメージとしてフィードバックすることを試みました。今回のプロジェクト[pneuma]では、鑑賞者の呼吸をセンシングし、そのリズムや強弱に基づいた視聴覚イメージの生成を行い、鑑賞者にリアルタイムでフィードバックすることを試みるのです。
SZ member 砥綿 正之、森 公一、真下 武久、前田 剛志
制作協力.インスタレーション設計・施工:二瓶 晃