The Healing Camera – Phototherapy Project 1989-92

ジョー・スペンス

1996年4月1日(月)~4月27日(土)
12:00〜19:00(最終日は17:00まで、日・祝休廊)

スペンスがカメラを向けているのは、彼女のからだ、彼女の病気だが、その写真は彼女1人の私的な闘病日記ではない。乳癌という病気の経験が社会的なものであることを教えてくれる写真だ。
女の乳房に付与された性的な意味、病気で中年の女が浴びる邪悪な視線、健康を保障しない環境のなかで繁栄する健康産業、医療機構の無慈悲な権威主義などについて、見る者は彼女とともに考えることになる。
これはみずからを文化活動家とよんだスペンスの、カメラによる身体論、病気論である。 
萩原弘子

講演会
ジョー・スペンス・メモリアル・アーカイブのテリー・デネット氏、「乳がん」体験者の会「あけぼの会」代表のワット隆子氏、大阪女子大学の萩原弘子氏をパネラーに迎え、開催します。(有料)
場所:ドーンセンター/中央区大手前1丁目
日時:4月20日(土) 15:00-17:00
申込・問い合わせはギャラリーまで

協賛:アメリカンファミリー生命保険会社
共催:あけぼの会、虹の会
後援:読売新聞大阪本社、The British Council、大和日英基金(申請中)

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