繭の時間
2010年6月7日(月)ー6月26日(土)通常、月曜は休廊ですが、6月7日はオープニングで開催します。
火曜ー金曜 12:00-19:00 土曜 12:00-17:00
6月の展覧会は、垣本泰美による個展「繭の時間」を開催致します。
デビュー以来、少女の持つ不安定な存在感を捉える作品をずっと作り続けて来た垣本はその不安定な女性性と、少女の、だからこそ何かを超える存在に魅せられてきました。
今回は少女達をどこかに存在するかもしれないパラレルワールドの住人であり、生と死、現実と非現実の仲介者としての役割を持つと位置づけ、いくつかのイメージには海、花、月、など女性の象徴的モチーフを介在させ、神話的物語としてヴィジュアル化することで、少女性に内包される2つの側面を意識する事を試みました。この新しい展開をご期待下さい。
6月7日(月)18:00-20:00でSAI GALLERYとの共同でオープニングレセプションを開催致します。是非お越し下さいませ。
Artist statements
ある朝目覚めた時、昨晩の夢に出てきた“ボロニー族の少女”というこの言葉が妙に印象的に残っていた。その後調べてみても、特に該当するものに出会わず、夢で見た内容も忘れ去り、“ボロニー族の少女”という言葉だけが中ぶらりんに残ってしまった。
記憶の中を探っても「ボロニー族の少女」というその言葉がどこから来たのかはわからず、ただ何か特別なもののような気がして、私はしばらく、その少女達について思いを巡らせた。
—– そこでは少女達がシャーマン的役割を与えられ、初潮を迎える時まで、世界と世界の向こう側と交感する媒体として存在していた。
生と死の中間に位置づけられた彼女達は特異な時間と空間に幽閉され、ただ解放の時を待った。—–
時には無意識の世界からの信号に思いを巡らし、そこから広がる世界に耳を傾け、様々な境界について考えてみる。
垣本 泰美
経歴
1976 | 大阪生まれ、京都在住 |
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1997 | 日本写真映像専門学校 写真表現コース卒業 |
1999 | 成安造形大学造形学部デザイン科写真専攻 卒業 |
個展
2023 | 「Star Boy —洪水の夜—」The Third Gallery Aya、大阪 |
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2021 | 「Merge Imago」The Third Gallery Aya、大阪 |
2019 | 「Holy Garden」SPACE PLACE 、ニジニ・タギル(ロシア) |
2014 | 「Weaving a Memory」The Third Gallery Aya、大阪 |
2010 | 「繭の時間」The Third Gallery Aya、大阪 |
2005 | 「Little World」The Third Gallery Aya、大阪 |
2002 | 「Little World」日本写真映像専門学校ギャラリー308、大阪 |
2001 | 「Little World」The Third Gallery Aya、大阪 |
1999 | 「巡り返しの記録」The Third Gallery Aya、大阪 |
グループ展
2023 | 「セイアンアーツアテンション16 Error of Reality」成安造形大学【キャンパスが美術館】、大津 |
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2022 | 「日比谷Okuroji 2022」日比谷Okuroji、日比谷 「それは、たぶん、わたし」azumagaoka articulation、横浜 |
2021 | 「Poetry of Clothing -Maryam Kordbacheh × Hiromi Kakimoto-」GOOD NATURE STATION 4F GALLER、京都 |
2017 | 「ART in PARK HOTEL TOKYO 2017」パークホテル東京、東京 「Crossing Views Tokyo Crans-Montana Stockholm-日本人アーティストがとらえたスイス-」Hotel Diplomat、ストックホルム 「FEMALE FORCE FROM JAPAN」 Ibasho Gallery、アントワープ |
2016 | 「記憶と情報」ナレッジサロンクリエイティブギャラリー、大阪 |
2015 | 「taguchi fine art + The Third Gallery Aya in Nakanoshima hosted by Kumi Okumura」中之島バンクス de sign de >、大阪 |
2014 | 「Regards Croises日本人アーティストがとらえたスイス」Regent Center Crans-Montana、クラン・モンタナ(スイス) 「Crossing Views日本人アーティストがとらえたスイス」Nicolas G. Hayek Center、東京 「"JAPON" Centre D'art Contemporain de Meymac」、メマック(フランス) 「原点を、永遠に。」東京都写真美術館、東京 「HILLSIDE TERRACE Photo Fair 2014」代官山ヒルサイドフォーラム、東京 |
2013 | 「DGSM Print『7人の写真家』展 Vol.2」Gallery E&M nishiazabu、東京 「写場写場リターンズ 創刊10周年記念展」海岸通ギャラリー・CASO、大阪 |
2012 | 「From Sea」The Third Gallery Aya、大阪 |
2011 | 「5 women’s eyes」msc Gallery_同志社女子大学、京都 「TOKYO FRONTLINE」3331 Art Chiyoda、東京 |
2010 | 「Gallery trunk 81 opening Fair」」 Gallery Trunk 81、ソウル |
2008 | 「エルマガジン特別展"少女遺産 展"」miillibar Gallery、大阪 |
2005 | 「さよなら、写場写場ありがとう展」Calo bookshop and cafe、大阪 「写真の現住所を読む4人の企画展/女性そして蜃気楼」The Museum of Photography, Seoul、ソウル |
2003 | 「女の遊戯展」z platz museum、福岡 |
2002 | 「家族、幻想-Family,Fantasy」photographers' gallery、東京 |
2001 | 「骨のない魚、音のない風、闇のない物語」清里フォトアートミュージアム、北杜 |
1999 | 「写真展『人間の町』プロジェクトPart.2」Guardian Garden、東京 |
1998 | 「12人の写真展」同時代ギャラリー、京都 「1995-97年度ヤング・ポートフォリオより」清里フォトアートミュージアム、北杜 |
1997 | 「写真アンデパンダン展」東川町文化ギャラリー、東川 |
1996 | 「Naked Emotion」プラネットホール、大阪 |
ワークショップ・スライドショー
2005 | 「写場写場スライドショー」千スペース、大阪 |
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2003 | 「写場写場スライドショー」The Third Gallery Aya、大阪 「写場写場スライドレクチャー」日本写真映像専門学校、大阪 |
2002 | 「写場写場スライドショー」The Third Gallery Aya 、大阪 「写場写場スライドレクチャー」日本写真映像専門学校、大阪 「写場写場スライドショー」photographer's gallery、大阪 写場写場ワークショップ「写真スライドレクチャー」ギャラリーそわか、京都 |
アートフェア
2022 | 「ART OSAKA 2022」大阪市中央公会堂、大阪 「日比谷OKUROJI PHOTO FAIR」日比谷Okuroji、東京 「Paris Photo 2022 Online Viewing Room」 |
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2021 | 「Art Osaka 2021」大阪市中央公会堂、大阪 「Paris Photo 2021」Grand Palais Ephémère、パリ |
2016 | 「ART OSAKA 2016」ホテルグランヴィア大阪、大阪 |
2014 | 「ART OSAKA 2014」ホテルグランヴィア大阪、大阪 「hILLSIDE TERRACE pHOTO FAIR (1)」代官山ヒルサイドテラス、東京 |
2010 | 「ART OSAKA 2010」堂島ホテル、大阪 |
出版
2016 | 『Little World』iKi |
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2014 | 『Crossing Views Ⅰ』 CMarts |
2005 | 『写場写場 3号』自費出版 |
2003 | 『写場写場 2号』自費出版 |
2002 | 『写場写場 創刊号』自費出版 |
パブリックコレクション
日本写真映像専門学校 清里フォトアートミュージアム |