time, this time -世界の縮図と私の時間-

福田 真知

2017年8月1日[火]-8月12日[土]
火曜-金曜 12:00–19:00 土曜 12:00–17:00

7月から8月にかけての展覧会は、2006年よりスタートした若手作家を紹介するプロジェクト「8 2 4 」から、藤安淳、福田真知、宇山聡範のそれぞれの個展を2 週間ごとに開催致します。




福田真知はこれまで、枝を切断し順番をかえて再構築した《ニュータイムライン/グレードエスケープ/枝》や、女性の後ろ姿を数百枚撮影し積層することで定着した映像作品《jewel》、1つの対象をあらゆる角度から撮影し、それをレイヤー加工した写真作品《SURFACE/フンイキ》など、様々なメディアを使用し本来とは異なる時間軸や時間幅、空間層について発表しています。

今回は、2006年に卒業制作展で発表し、現在もなお制作を続けているシリーズ「time, this time」から新作を中心に展示いたします。
福田作品には日常の中にある美しいもの、また不思議さや面白いと感じた対象が作品にしばしば登場しています。本シリーズもまた、道端の雑草の面白さなどから着想を得て制作された作品です。
「time, this time」は、雑草が日々成長し揺れ動く瞬間を写真で切り取り、その瞬間を白黒でコピー紙に出力して想像もつかないほどの時間をかけ緑色の油性ボールペンで塗りつぶすことにより制作されます。
緑色と黒色のみとなった雑草のイメージは奥行きのなくなったフラットで力強いものとなり、さらに福田が引くボールペンの筆跡によって雑草の時間軸と福田の時間軸が重ね合わされた特殊な時間を纏っていきます。

アーティストトーク
 日 時|2017年8月5日(土)17:30–19:00
 参加費|700円(税込・ワンドリンク付き)
 定 員|25人(要予約)
 申込先|tamaki(at)thethirdgalleryaya.com
 会 場|The Third Gallery Aya

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福田 真知|FUKUTA Masakazu

1983年 岐阜生まれ
2006年 成安造形大学彫刻クラス卒業

主な個展
2017年 「エーテル」アートスペース虹|京都
2016年 「Far through layers」The Third Gallery Aya|大阪
2015年 「essence/風景」The Third Gallery Aya|大阪
2014年 「ゆらぎのゆらぎ」ギャラリー揺|京都
2013年 「jewels」KUNST ARZT|京都
2012年 「SURFACE/フンイキ」アートスペース虹|京都
2009年 「Perhaps, This river」GALLERY wks|大阪

主なグループ展
2016年 「Reproduction」成安造形大学【キャンパスが美術館】ギャラリーアートサイト|滋賀
2016年 「Satellite824」gallery make|京都
2014年 「非在の庭 part2 北川雅光×福田真知」松ヶ崎 松雲荘|京都
2014年 「neo–824」The Third Gallery Aya|大阪
2013年 「MECAwered2013」SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム|埼玉
2012年 「群馬青年ビエンナーレ2012」群馬県立近代美術館

企画
2016年 「timelake06 茶の間/庭先」Gallery ARTISLONG・ギャラリーいのくま亭 京都
2015年 「timelake05 森の中の湖」Art Spot Korin|京都
2015年 「timelake -時間の湖-」新風館、KUNSTARZT|京都
2014年 「timelake01 行き来す 橋本玲美×福田真知」Art Spot Korin|京都

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